鏡を見て白髪を見ぬふりしても気になるのは当然です。あなたは「白髪は老化の象徴」とそのまま放置しておきますか。人はなぜ白髪になり、それは体のどこの老化を象徴しているのでしょう?
東洋医学では、『五臓』という代表的な臓器と六腑という飲食物を通す一本の管のような働きを基準に体を診ます。五臓には肝・心・脾・肺・腎があり、それぞれが機能を持って、お互い関連し合っています。これらは、西洋医学でいう器官の名称と働きの両方を示した名称と考えます。
髪と関係あるのが『腎』なんです。
この『腎』はプレ更年期の40歳前あたりからそれ以降になると、「働き」と「力」がガクッと弱くなります。
『腎』は、他に子宮や卵巣、膀胱とも関係があります。だから、腎が衰えると閉経しますし、歳とると、トイレが近くなったりするのです。
白髪や薄毛も起こります。鏡をみて愕然としてしまったことはありませんか?
『腎』のチカラが低下しておこること=老化といえます。
髪以外で腎が関係する機能はたくさんあります。それぞれの症状や変化が起こってきます。
脳や骨、歯、浮腫、排尿障害、呼吸、唾液(嚥下)、耳、耳鳴り、関節など
ある意味年齢を重ねた証拠の仕方がないことではありますが、
これを早めてしまうことも食い止めることも起こりうるのです。
積極的に腎を補う=鍼灸で補腎する
そして、腎に負担をかけないこと=体の特に腎の負担になっている物・事を減らす、改善することを意識して続けるとアンチエイジングできます。
しかし、年齢を重ねて腎の働きや力が落ちるだけでなく、他の理由で腎が一気に弱ることがあります。ので、加齢なんだと思い込まないよう注意してくださいね。