若い人は「原因のわかる症状」が多いですが、
40代以降は具体的な症状よりも「なんとなく不調」、つまり「慢性」が断然増えます。さらに、自覚している症状の原因がわかりにくくなります。
40歳を過ぎた女性に特徴的な症状
【首こり・肩こり】
揉んだり動かしたりするだけでは解消せず、痛い時と痛くない時がありながら何度も繰り返す、など特有の病状を呈します。
根本の原因が右肩の痛みは肝臓、左肩の痛みは膵臓といった内臓にある場合があります。
※症状の原因や状態には個人差があります。特定の原因によるものではありません。
その場合は、内臓の機能回復の施術が必要になるのです。これが、整形外科やもみほぐしマッサージでは改善しない理由の一つです。
【腰痛】
これは、骨盤のゆがみです。骨盤が歪むと背骨とその周囲の筋肉がバランスをとろうとして、背中、肩、首、目の高さで偏りを調整するために全身が緊張しっぱなしになります。
この原因の一つに胃腸消化器の弱りがあります。内臓が十分に働けなくなると片側の脚が長くなり、左右の脚長差が崩れるのです。
そのままにしているうちに腰に痛みが出てくるため、骨盤のゆがみを整るだけ、内臓の動きをよくするだけでは、足らないということです。
内臓の働きを戻すこと、骨盤回りの筋肉の左右差をなくして動けるようにすることで結果的に整う。脚の長が問題ではありませんが、確認できるポイントとなります。
骨密度の低下
更年期を迎えると女性ホルモンのエストロゲンが分泌しなくなります。その結果、血密度が下がってしまうのです。
この骨密度の低下は、以前は更年期を過ぎて骨折してからわかることが多かったのですが、骨密度を測らなくても女性ホルモンが出なくなると誰しも低下します。
初めは徐々に骨が弱くなっていくので関節が痛んだり、動きにくくなったなどで現われます。
そこから少し進むと、【股関節の痛み】【首のコリ(首のねじれ)】【ばね指】【五十肩】へと症状が現われていきます。
さらに骨の形成のサイクルが乱れていくため(破骨細胞の働く速度と骨形成の働く速度の差が開いていく)背骨やかかとに骨の棘が生じて痛みが出ます。
突然の汗・疲れやすい・夜眠れない・早く目覚める
不定愁訴と言われる「あれもこれも」症状が出てきます。
顔や頭が熱くなって汗をかいたかと思えば、ゾクゾクと寒くなる。
疲れていても寝つきが悪くて途中で目を覚ましやすく再び寝付けない。
ふとし時にめまいや吐き気がする、疲れやすくなって横になりたい。
怒りっぽくなって神経質になる、くよくよと憂うつになり不安がつきまとうかと思えば、焦り出して仕事が手につかない。など
40代・50代以上の場合、ホルモンバランスの変調は否めません。
検査で調べると女性ホルモンは男性並みの数値になっていき、それでも女性ホルモンを分泌させるように脳からは分泌を命令し続けます。
しまいにはその分泌指令さえ途絶えるので、全く女性ホルモンのない状態になっていきます。他にも様々な不定愁訴が生じます。
そして、ホルモンバランスと密接に関わり合う自律神経の乱れも生じてきます。さまざまな症状が連鎖的に生じるのが自律神経失調症です。
体内機能が全体的に低下して慢性的な不調を招いているケースが少なくないのです。
まさに東洋医学の鍼灸が適しています。
*自律神経失調症は、他の病気が原因となっている可能性もあります。
40歳を過ぎた女性のための鍼灸
「なんとなく調子が悪い」「いつも痛い」「不安」と感じている女性だからこそ、鍼灸がむいています。
にのみや鍼灸室の鍼灸は【更年期の症状】【自律神経失調】を専門としています。
氣【体と体表】を補い、流し、巡らせる
繊細な女性の体にあった鍼
それらで解毒と排泄を促し、栄養を吸収していく体を作ることで気持ちも元氣に、何かあってもリカバリーできる自信をつけましょう。
【女性ホルモンがなくなることで生じる不定愁訴】を怖いと思わず、なだらかにならしていくイメージです。
今までは女性ホルモンに頼っていた「女性らしさ」「肌のハリ・ツヤ」「髪のつや・抜け毛」といったところにも変化が出てきます。
鍼には自律神経を整える効果があり、心身ともにリラックスした状態になるのが特徴です。
すると新陳代謝が上がって自己治癒力が高まり、不調の改善につながります。
さらに血行がよくなり全身に血と氣が行きわたり、万病の元といわれる冷えも改善され、病気の予防も期待できます。
ホルモンバランスを調整する厳選したツボを使用して、更年期のゆらぎ世代の美容と健康に働きかけます。
また、首の捻れを整えることは眼精疲労や顎関節症、眠りの症状にもおすすめです。
体の調子で気になること、どうぞお気軽にお尋ねください。