この記事では2024年の夏の土用と間日と、今年に特に気をつけたい体調面、土用の食べ物等を解説しています。
土用は季節の変わり目、体調を崩しがちな上に、梅雨らしい梅雨がなく早くから猛暑日になっています。今年の夏の疲れは、特に後々ダメージが残るでしょう。意識すると良いことを「知っている」のと「知らない」では、大きな差が出てしまいそう。
さあ、以下のポイントに気をつけて暑い夏を元気に過ごして乗り切りましょう!!
土用は年に4回きます!【 注意すべき土用の体調と過ごし方について】はコチラへ
土用とは暦や、東洋医学の考え方と気をつけると良いこと。【土用の基本】はコチラへ
2024年夏の土用の期間
2024年の夏土用は 7月19日(金)~8月6日(火)の約18日間の期間をいいます。
土用は節分、彼岸などと同じように季節の変わり目を表す特別な暦日で、雑節と呼ばれる暦のひとつです。
なぜ、土用の期間を取り上げているかというと、土用と体は密接に関係していて
土用は【体調管理の時期】で土用に【体調を崩しやすいタイプ】があるのです。
オススメしているケアは「食べ過ぎないこと」ですが、いつもよりも食べたくなって食べ過ぎてしまったり、胃腸の調子がくるってしまうことがこの時期に多くなります。シェディングの影響を受ける人は特に要注意ですね。
ここでは、夏の土用に気をつけると良いことを説明していきますので、なぜ「食べ過ぎがいけないか」や「土用の体調について」はこちらをお読みください。
2024年夏の土用の丑の日は、7月30日(日)です。なぜ土用の丑の日にうなぎを食べるようになったのか。
2024年夏の土用の間日
夏土用の間日は、7月19日「申の日」、7月26日「卯の日」、7月27日「辰の日」、7月31日「申の日」 です。
季節に関わらず土用の時期には、新しいことや旅行などは避けた方が良い、という言い伝えがあります。
他にも土用にはしてはいけないとされていることがいくつかありそれをしても良いよという日が「間日」です。
土用三郎
「土用三郎」耳慣れない言葉ですね。
夏の土用に入ってから三日目に、その年の豊作を占うことで、その日を擬人化した言い方でもあります。
この日が晴れなら豊作、雨だと凶作と言われています。
夏の土用に食べると良い物
食事を気をつけることが、土用期間に運気を上げる過ごし方とも言えます。
夏土用は、丑の日に「う」のつく食べ物や黒い食べ物を食べるといいとされています。
昔の人も、精の付くものや消化にいいものを食べる風習があったようです。
夏の疲労回復にピッタリ!のうなぎもその一つですね。土用と丑の日にうなぎの訳
夏の土用食べ物
「う」のつく食べ物は、お馴染みのうなぎを筆頭に、うどん、梅干し、瓜、牛(肉)など。
瓜にはきゅうり、すいかも含まれますね。
黒い食べ物は、シジミ、黒豆、昆布など。
土用シジミ、土用卵をご存じですか。土用シジミの意味や由来とは?精をつける食べ物なんですね。
牛肉の梅肉ソテーはさっぱりと食べられる、シンプル料理です。
夏の疲れが出て秋バテになる前に、おいしくて栄養のあるものを食べて体の中から元気になりましょう。
夏の土用の丑の日に食べると良い物
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、無理をせずゆっくり過ごすようにしましょうという教訓が込められています。
そして、土用の18間のうちの丑の日くらいは、しっかりとうなぎを食べてはないでしょうか。
夏の土用以降に気をつけるとよいこと
夏土用がすぎると
夏土用が明けた翌日は立秋です。暦では秋になります。
東洋医学では秋に咳が出やすくなると考え、秋は肺経と密接に関係します。なので呼吸器系が弱い人は、夏の土用の時期から気をつけていきましょう。詳しくは、立秋とからだと注意点【東洋医学と季節】
鼻呼吸をせずに、口をあけて呼吸していたり、エアコンの風量をあびて乾燥していませんか。
あまりに暑いとエアコンをつけますよね。夜も気温が下がらずエアコンをつける、朝も暑くて窓を開けられず、エアコンを使うそんな毎日だと換気ができません。さらに冷えた空気で、湿度調整して喉が乾燥してしまうのです。
エアコンを使っても
あまりに暑いと熱中症になったりと危険を伴いますから、エアコンはつけざるを得ません。としても、室外機を通して循環した空気を吸っているのは避けましょう。できるだけ気温の低い時を狙って、1日のうち一回は換気のために窓を開けましょう。
酸素の取り込みと細菌などの発生を抑えて体内に侵入させないことが大切です。呼吸から氣(エネルギー)が作られると東洋医学では考えるのですが、呼吸器系が弱いと気の働きも弱くなり、免疫力も弱くなります。
先に述べた肺経と関連するのは、免疫力や防御力といった力です。そして、肺経は汗・皮膚表面に病状が出やすいのです。皮膚の症状や臭いが汗と不調に関連していきます。これらについては長くなりますのでコチラにまとめています。
秋にはゆっくりした時間を過ごて夏の疲れを回復してください。
秋と体の注意点を東洋医学から知りたい方は秋とからだと注意点【東洋医学と季節】をお読みください。
そして、土用に食べ過ぎるのは要注意です。私は、腹5分目や、16時間断食や、一日一食をこの時期から始めることをおすすめします。