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【2023年の秋の土用】間日と食物、体の管理「これだけはやった方が良い事」

秋の土用について、間日や体調で気をつけること、食事について書いていきますね。
急に寒くなったと思ったら、真夏日になったりと体がついていきませんね。

2023年の秋の土用こそやっておくべき事まで読み進めてみて下さい。
今年も残すところ3ヶ月を切りました。この10月で起こることがあなたの来年を表すそうです。元気に今年を過ごすために、土用の習慣をどうぞ役立ててください。

目次

2023年秋の土用の期間

2022年の秋土用は 10月21日(土)~11月7日(火)です。11/8が立冬ですので、その前の約18日間に当たります。

土用は節分、彼岸などと同じように季節の変わり目を表す特別な暦日で、雑節と呼ばれる暦のひとつです。
なぜ、土用の期間を取り上げているかというと、土用と体は密接に関係していて
土用は【体調管理の時期】で土用に【体調を崩しやすいタイプ】があるのです。

2023年秋土用のカレンダー

ここでは、秋の土用についてや気をつけると良いことを説明します。

2023年秋の土用の間日

秋土用の間日は、10月28日(土)、10月30日(月)、11月1日(水)と少なめです。

2023年秋土用の間日と辰の日カレンダー

季節に関わらず土用の時期には、新しいことや旅行などは避けた方が良い、という言い伝えがあります。

他にも土用にはしてはいけないとされていることがいくつかありそれをしても良いよという日が「間日」です。

寒くなってくる時期でもあります。お天気と間日を確認しながら、活動してくださいね。

秋の土用に食べると良い物

食事を気をつけることが、土用期間に運気を上げる過ごし方とも言えます。

ちなみに、秋土用旧暦と五行と色は、旧暦9月(戌)、秋(金)、白になります。

だんだん日が短くなってきて、秋らしい気温になる頃です。
夏の疲労回復にピッタリ!「秋の土用」の風習をお伝えしますね。
「秋の土用」は、夏の疲れが出やすい時期。
昔の人も、精の付くものや消化にいいものを食べる風習があったようです。

秋の土用食べ物

「青いもの」を食べると良いとされています。
青い食べ物は、サンマやサバ、イワシなどの青魚が良いでしょう。

秋の土用にたべると良い青い食べ物の例サンマイメージ

サンマといえば塩焼きが思いつきます。

秋の土用にたべると良い青い食べ物の例イワシイメージ

イワシは、いろいろ調理できますね。

秋の土用にたべると良い青い食べ物の例サバイメージ

サバも塩焼きや、味噌煮、締め鯖などあります。

ちょうど10月頃に旬を迎えて栄養価も高くなっています。

夏の疲れが出て秋バテになる前に、おいしい魚を食べて体の中から元気になりましょう。

青い食べ物ってなんぞや?と思っていたのですが、青魚の青からきているのかもしれませんね。

秋の土用の辰の日に食べると良い物

秋土用は、辰の日に「た」のつく食べ物や青い食べ物を食べるといいとされています。
2022年の辰の日は、10月23日と10月30日です。

「た」のつく食べ物は、玉ねぎ、たけのこ、タコ、たら、鯛などがあります。

秋の土用にたべると良いたのつく食べ物イメージ

【秋の土用】体に気をつけること

では、秋の土用に体で気をつけることについてを書いていきます。

東洋医学では秋に当てはまる臓器は肺と考えています。

秋は肺が活躍している季節であると考えていますが、同時に肺に負担がかかりやすい季節です。肺は乾燥に弱く、喉や鼻の空気の出入り口から気管支と繋がっているため、呼吸器系全般と関係しています。

土用は、季節の変わり目をさします。は体調を崩しやすいので、無理をせずゆっくり過ごすようにしましょうという教訓が込められているとおもわれます。秋の土用は秋から冬に切りかわりの寒さに慣れるための期間です。

その時に肺の機能を高めて、鼻と口の入り口でも防ぎましょう。吸い込んだ氣を潤いと共に全身に巡らして、喉のイガイガが起らないよう粘膜でも防御する力をつけます。

寒さに慣れる時は他の季節の変わり目よりも、少しきつめの変わり目です。肺を労りながらなだらかに体を寒さに慣らすには土用の教訓を忘れず活かしましょう。

その教訓とは、は「食べ過ぎないこと」です。いつもよりも食べたくなって食べ過ぎてしまったり、胃腸の調子がくるってしまうことがこの時期に多くなります。

食べ過ぎないことと、乾燥を潤す食べ物を摂ること両面からサポートしていくと、風邪予防にもなりますす。次からは乾燥を潤す食について記します。

*なぜ食べ過ぎがいけないのかや土用の体調についてはこちらをお読みください。

秋の土用潤す食べ物

先に挙げた東洋医学でいう「秋と肺の関係」には続きがあります。それが、食べ物です。ここからは、肺を潤す食べ物について書いていきますね。

肺には、白い食べ物が良いといいます。これは、肺を色に例えると”白”にあたるという五行思想からきていますが、秋からの食べ物で”白”い物を上げてみると確かにいくつも該当するのは、秋冬の旬のものです。

例えば、大根、れんこん、

おでんや、根菜のきんぴらなどのおかずができます。

百合根、山芋、かぶ、銀杏(殻が白い中身は黄みがかった色)もあります。

それから、寒くなると鍋料理や煮た料理が多くなります。鍋の食材などを挙げていきましょう。

牡蠣、イカ、白菜、ネギ、豆腐などが思い出せます。鍋に入れても煮込んでも使える食材ですね。これらは、旬の物でもあります。

初物七十五日」と言うことわざをご存じでしょうか。「はつものしちじゅうごにち」と読み、旬の時期に出回り始めた「初物」を食べると寿命が「七十五日」延びるという意味があります。やはり、旬のものは体に必要なものでもあるとわかります。

2023年の秋土用これだけはやっておくべきこと

2023年の夏は、早く真夏日になって、秋土用間近でも半袖が丁度良い程気温が高いです。公共の場所や交通機関でエアコンを使用する以外に、家庭でもエアコンを使用する期間が長い夏でした。このエアコンが温度をさげ、体を冷やしていることと、肌粘膜などの潤いを奪ってしまっています。

乾燥する体に潤いを産生する

肌の乾燥も秋から冬にかけて起りますが、肺を乾燥から防ぐのと同時に肌の乾燥を防ぎたいものです。内側からの乾燥をも防ぐには、水分量の調節力と氣(バリア機能)を高めることです。この2つがそろうと潤いを産生する力が出てきます。

そもそも肺は皮膚を司っているため、肺に潤いを与え、鍛えることが、肌の潤いと鍛えることに直結しますから、肺を潤すことが必要になってきます。肺の水分調節力とバリア機能を合わせて”潤す”と言い換えて説明していきますね。

肺の働きを高め潤すには、「腎」の水はけを良くすることと、食べ物をしっかり消化して栄養を吸収する「脾」の働きを保つことが大前提になります。

ここで、季節の話になりますが、東洋医学では、腎は「冬」脾は各季節の前の土用その中でも「夏の土用」を指します。夏の土用からの胃腸の働きが「氣」を作り出しています。そして、腎が冬前に働いていれば、肺をバックアップして水はけの排出の働きをしてくれるわけです。

その両者に助けられて、肺が乾燥しすぎず、痰が出すぎないように水分の調整をして潤わせます。その潤いと共に氣を全身に巡らせて外邪をバリアします。

体の中(特に肺)がしっかり潤うことは肌の潤いにもつながるのです。

乾燥して肌の痒みがでる場合、肌だけに潤いを与えるクリームなどの保湿では痒みを抑えられないのはそのためです。

肌が潤うは、体のバリア機能であり体の表面の潤いが、見えない膜を作っているイメージです。なので、肌がガサガサしていれば、バリアに裂け目が出来てしまっています。

そのバリアの裂け目から、風邪などの邪気が入り込むと考えられているのです。肌の肌理が整っていない場合もおなじです。

肌にクリームを塗ることも良いと思いますが、皮膚の裏側まで避けているのに表面のクリームだけで十分補強できるでしょうか?肌の裏側や内側は、粘膜も該当します。この裏側を補強するには、体の中の潤いと、再生機能を高めておく必要があります。

全般に肺に良い食べ物として以下があります。

  • 野菜(ほうれん草、エリンギ、かぶ、山芋、など)
  • 果物(梨、金柑、みかん、りんごバナナ、ぶどう、柿、干し柿、など)
  • 乳製品(卵、豆乳など)
  • その他(白きくらげ、氷砂糖、はちみつ、白ごま、松の実、クコの実、銀杏、オリーブ、百合根、など)

カリンや蜂蜜は喉の咳によく、この名前がついたのど飴が売られていますね。我が家では、生の花梨を煮詰めてアメを作っておき、喉が乾燥した時になめています。

残り花梨の果実は乾燥させて、咳が出たときにお湯を差して飲むといった有効利用をしています。

これらは、喉のイガイガが出始めた時、咳が出始めたときに使うとかなり防げます。しかし、少し進んでしまってからでも治るので、効能を感じています。

肌の潤い

肌の潤いを外がわからケアする方法としても挙げておきましょう。肌の表面には、見えない膜のようなものが張っています。これが外邪の侵入を守ってくれています。

ボディソープを洗浄力で選んで使ってしまうと、この膜がなくなります。界面活性剤が入っていると落としすぎになったりします。洗剤で擦り落としすぎないようにしましょう。

そして、洗濯の合成洗剤や柔軟剤も同様です。

肌の潤いだけでなく奪われている

そして、これらには香料が入っています。この香料が鼻の嗅神経や嗅覚に悪影響を及ぼしてしまうのです。

香料の匂いで化学物質過敏症を引き起こすといわれ、「香害」と読んだりします。

鼻は“肺は咽喉に通じ、鼻に開竅する”とは、肺から喉を通って鼻の穴に通じている、と東洋医学で言われています。化学物質が鼻を通り咽喉に通じるため、肺は化学物質に汚染されながら、全身に巡っていきます。

肺を労る習慣を生活に取り入れるなら


生活の中で、肺を労る方法もご紹介しておきましょう。

  • 鼻呼吸をする
  • 換気と加湿
  • ゆっくりとした生活

①鼻呼吸をする

あなたは日頃、口呼吸をしていませんか?気づいたら、口が開いているとか、寝ているときに口を開けて喉が乾燥してしまうなど、思い当たることがあるはず。鼻呼吸を意識て修正してみましょう。

鼻呼吸がよい理由にはもう一つあります。口呼吸は酸素を取り込む量が減ってしまうのです。
体を動かすために必要な酸素。酸素が吸えないと動くのも億劫になったり、体を温めることができないので冷えてしまい、悪循環が起こります。

②換気と加湿

昔と違ってお家の環境は整えられています。機密性が高いので、暖房で温めた空気は乾燥するのは当然。適度に換気をしましょう。真冬は加湿をし、湿度を上げることで温かさに変わります。うまく湿度を上げて寒さと乾燥をコントロールしてみましょう。温かい部屋にこもりがちになる寒い季節、乾燥してくる冬はもうすぐ。加湿と換気にお気をつけて!

秋の土用以降に気をつけると良いこと加湿のイメージ
秋の土用以降に気をつけると良いこと換気のイメージ

③ゆっくりとした生活

「秋の土用」にはゆっくりした時間を過ごすこともおすすめです。

余裕を持った時間を過ごしたいですね。朝3分でもできる対策をご紹介します。それは、【乾布摩擦】です。

着替えるときに素肌を乾いた布で、さすります。肩から腕、背中をサッと脱いだパジャマでさすってから、洋服に着替えてみてはいかがでしょうか。寒空の外気に当たって、タオルでゴシゴシするイメージをお持ちの人が多くて、敬遠されがちですが、そこまでストイックにやらなくても大丈夫です。肌の表面に張りや艶が出てくると「氣」が張ってきた証拠。ご自身の生活に取り入れて、習慣化していきましょう。

まとめ

秋の土用の間日や食べると良い物、体で気をつけたいことと、肺の機能を高めて潤いを産生する方法をご紹介してきました。マスクで肺機能が落ちてしまっていることは、否めません。インフルエンザや他の感染症が一気に流行りだしている昨今、外邪の侵入といった観点から必要な肌のバリア機能を働かせて、冬を迎えましょう。

秋と体の注意点を東洋医学から知りたい方には、秋とからだと注意点【東洋医学と季節】がおすすめです。秋に咳が出やすくなったり、呼吸器系が弱い人や、気の働きが知りたい人にもおすすめです。

特にシェディングに悩む人は、土用に食べ過ぎるのは要注意です。

腹5分目や、16時間断食や、一日一食をこの時期から始めることをおすすめします。

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