【2022年夏土用】と【湿気を体にためこまないためのセルフケア】

各季節にある土用。立秋の前が夏の土用です。
期間は各18日。この時期は「脾」が働き五臓を養うので、「脾」の働きが悪いと臓器全体が弱ってきます。

「脾」は湿気に弱いため、体内に湿気をためこまないようにすることが重要。【土用に気をつけると良いこと】があります。詳しく書いていますのでお読みください。

日本は梅雨から夏の、湿度が高く要注意なわけです。

目次

2022年夏の土用期間

2022年の夏土用は、2022年7月20日(水)~8月6日(土)の18日間です。

そのうち、間日が、7月25日(月)、26日(火) 30日(土)、8月6日(土)です。

そして、夏の土用の丑の日が今年は2日ありますね。7月23日(土)と8月4日(木)です。

2022年夏土用の丑の日と間日イメージ

土用の丑の日が2日もあるので、ウナギはどちらの日に食べようか?両日とも食べようかと悩んでいらっしゃるかもしれませんね。どうして夏の土用にウナギを食べるのか?ご存じでしょうか?うなぎはどんな人が食べると効果的か夏のうなぎと土用についてでご説明しています。

さて、そんな夏土用ですが、秋に向けての体を慣らす期間です。秋から冬に向けて湿気を体からだしておく必要があります。
湿気を発散する3つの方法をご紹介します。

湿気を発散する方法①

利水作用のある食材で湿気を外へ出す。夏は汗をかくから尿の回数が減るのですが、尿の量が減ったり、色が濃くなっていませんか?

尿は血液からできますが、尿の量が減っていたり色が濃くなっているということは、簡単に言えば血液ドロドロになっています。

おけつとは血の流れが滞ったことで生じる病理産物であるイラスト

熱いから水分はたくさん飲んでいても尿が出ない状態になりやすいかもしれません。たくさんの水分をとってそれに比例して尿が出るように注意しましょうね。

利水作用がある食材をとって湿気を体外へ出しましょう。きゅうりやすいかなどの瓜類がおすすめです。

夏に利水作用と体を冷やし潤いを補給するスイカ

余分な湿気を追い払うには「芳香化湿」という、いい香りで体の湿気を発散させる作用をもった食材もおすすめです。しそ、しょうが、パクチー、フェンネルなどがこれにあたります。なんにでもしそを入れるなんていうのもいいと思います。しそ入り緑茶なんていうのもおすすめです。

香りのあるしそは、夏に湿を発散させるイメージ

また、味が濃くてネバネバしたものや柑橘類をたくさんとることは避けたほうがいいです。

「芳香化湿」漢方よもやま話<弁証論治

ハル薬局

湿気を発散する方法②

そのためには発汗すること。軽く運動して汗をかくのは夏に必要なケアです。入浴して汗をかくなど何でもいいですね。

防寒対策のため湯船に浸かる女性の絵

湿気を発散を食べ物で促すこともできます。ネギ、生姜、にんにくなど薬味に使用される食材や黒ゴマ、黒酢、黒豆、黒米など黒い色の食材は、体内の血流を上げ体を温める作用が期待されていますので、夏野菜を単独で取り入れるより組み合わせて食べると良いですね。ショウガ、ネギ、ニンニクを薬味で使うと簡単です。

夏野菜にしょうがねぎにんにくなどの薬味は体を温め湿を発散するイメージ

しょうがは体を温めて発汗を促しますが、大量に食べたり、肌に炎症がある場合や、イライラが強い、熱がこもっているときに食べると悪化することがあります。自分の体の声を聴いて、体調に合わせることが大切です。

湿気を発散する方法③

冷たいものばかり摂らない。

利水効果のある、トマトやスイカきゅうりなど瓜類は利水作用と同時に体を冷やし潤いを補給する作用があります。
涼性、冷性の食材は冷蔵庫から取り出してすぐに食べてしまうことは注意してください。冷え性の人は火を通したり、食べ続けることがないようにすると良いでしょう。

温かいハト麦茶は、利湿(りしつ)で湿を流しますし、ハト麦は皮膚の新陳代謝が落ちてできたイボを取るといわれます。ので、一石二鳥です。

薬膳でのいぼ取りヨクイニンであるハトムギ茶の写真

+αの夏の健康法

夏は陽気が一番強くなる時期です。
この時期の過ごし方は、

「夜は暗くなると共に寝て、日の出と共に起きる。
暑いけれども怠けず、適度な運動をして汗をかき、体の陽気を発散するように心がけるように」

「黄帝内経素問」という中国の古書に書かれています。

夏休みの「ラジオ体操」はまさしく理に適っているわけです。

夏休みの朝のラジオ体操は夏の健康法イメージ

もう少し詳しく 「黄帝内経素問」 の夏の健康法から説明してみましょう。

「夏の三ヶ月を、蕃秀(ばんしゅう)という。
この期間には、天地の陰陽の気が活発に交流しあって、生きとし生けるものすべて花咲き実る壮んな時期。
この時にはすべて発散させるようにし、鬱積することのないように気を付けるべき」
といっています。それが夏における成長を特徴とする天地の気に相応じることであって、これこそ夏時の養生法と唱えています。

黄帝内経

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

なので、夏は、人間の陽気も全開する花のように全てを外に出すように働きます。
体内の老廃物や毒素を汗とともに皮膚を通じて外に排泄、放散できるようになれば良いのです。
梅雨に体調を崩しやすい人は、排泄や放散が行いにくい体質かもしれません。こんなことに当てはまりませんか?そして、注意すると良いことをご存じですか?こちらに書いています。

汗をかいて発散イメージ

発散しないとどうなるか

もし、陽気を発散しないと体にこもります。特に体の中で陽気が多い所は心や肺です。心に熱がこもると心臓が悪くなったり、肺にこもると肺がよく働く秋に、その熱によって肺が乾燥して痰の少ない空咳の原因にもなります。

夏に汗をかいて発散しないと肺が乾燥して痰の少ない空咳になるイメージ

秋と関連する内臓器と注意点に詳しく書いていますが、秋になると咳が出てくる人はこのような季節の代わりが体に影響を与えているかもしれません。夏から気をつけてお過ごし下さい。

夏は陽の気が盛んになるため大量の汗をかき、消化液の分泌は減少するのです。
人間も自然界の変化に従って、体内の陽の気が皮膚を通じて外界に発散するように心がけましょう。
『心の陽気』をうまく発散できないと、身体は暑さ苦しさを感じ始め、冷房や冷飲を好むようになり、
これを続けると便が緩くなる(下痢をする)ようになります。

大量の汗をかき、消化液の分泌は減少し、下痢になるイメージ

土用は季節の変わり目にあり、身体が次の季節に順応しやすくするために設けられた期間とも言えます。土用について【体調管理の時期】と【体調を崩しやすいタイプ】に書いていますが、次の季節に順応しにくいタイプがあり、体調管理をうまく行うことで、【辛い土用】ではなくなりますよ。あなたは、このタイプに当てはまるでしょうか?

四気調神大論

素問

このタイプに当てはまる人は、自分で調整する力が弱く、疲れやすい、自律神経を乱しやすいといった特徴があります。先の季節に体調不良をもちこしてしまい、積もり積もっていくのです。鍼灸や整体などで体調を管理されると心強いでしょう。

鍼灸で自律神経調整の効果があり、良い状態を維持できる体になるイメージ

また、気をつける時期を覚えておき、その前後はしっかりとメンテナンスを行うことで一年を通して元気に過ごせるようになります。

皆さん、どうぞご自愛ください。

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