脳の癖で欲望に心が負ける
欲望にまかせた【暴飲暴食】や【お金の浪費】など
これらは、あなたの内にある恐怖やストレスが絡み合ってしまった行動の証。
潜在的に出来事と感情を結びつけていて、脳の本来の機能を弱めてしまったために起こります。
ココロで律しようとしても、欲望が勝るのです。
ストレスと脳
「ストレスと脳」(東邦大学)に書かれた内容が大変わかりやすく書かれていたので、こちらを引用しました。
ストレスは、感情や衝動を抑制している前頭前野の支配力を弱めるため、視床下部などの進化的に古い脳領域の支配が強まった状態になり、不安を感じたり、普段は抑え込んでいる衝動(欲望にまかせた暴飲暴食や薬物乱用、お金の浪費など)に負けたりするというのです。
古い脳領域である扁桃体(図1)は、ノルアドレナリンとコルチゾールの濃度が高まると、危険に備えるよう他の神経系に警告を発したり、恐怖などの情動に関わる記憶を強めたりします。
慢性的なストレスにさらされると、扁桃体の樹状突起(神経細胞から枝状に伸びて信号を受け取っている突起)が拡大する一方、前頭前野の樹状突起は萎縮します。ストレスがなくなれば、前頭前野の樹状突起は再生しますが、ストレスが非常に強い場合には回復能力が失われています。引用元:東邦大学
そして、前頭前野の萎縮は、過去のストレス体験と関連していることも分かってきました。ストレスによる脳内変化が生じると、以後のストレスに対してさらに脆弱になり、うつ病や依存症、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの不安障害につながると考えられています。
ストレスの慢性化が脳に及ぼす影響
脳のキネシオロジーでは、慢性的にストレスにさらされた脳の回路を【脳痕】と呼んでいます。
そして、情動や恐怖に関わる扁桃体が常に働く状態になります。
まずは、感情を感じなくなっている脳の状態を取り戻すために、感情のリリースを行うことから始めましょう。
この感情のリリースは、顕在意識で認識できるところから行います。
次第に自分では忘れてしまった過去の記憶が蘇り、忘れてしまった記憶や昔の出来事まで遡ります。
感情は日常的に動いています。過去だけではなく、現在進行形のストレスもリリースしていきます。
感情が浄化され始めると、潜在意識の旅が始まります。
潜在意識はいつでも自分の味方です。
感情がクリアされると、引き寄せや大きな変容が起こり出すのです。
まとめ
ストレスは、 感情や衝動を抑制している前頭前野の支配力を弱める。
長期的にストレスにさらされていると、脳の樹状突起の萎縮が起こり回復能力が失われる。
そして、前頭前野の萎縮は、過去のストレス体験と関連している。
ストレスによる脳内変化が生じると、以後のストレスに対してさらに脆弱になり、うつ病や依存症、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの不安障害につながると考えらる。
潜在意識は、自分を衛るために働きますが、過剰に働き過ぎることで欲望や依存になります。
あなたは、日頃、感情を無視して押し殺していないでしょうか。
潜在意識を味方につけてより生きやすい毎日のために、ストレスを解放していきましょう。