鍼灸すらAIデータで行われる日が来るのか?

この記事は、私個人の感じるままに書きました。

既に生活の中にAIが役立っていますね。問合せすれば自動応答でまず簡単に答えてくれたりと便利かつ迅速に情報を得ることが出来ます。2045年にはシンギュラリティを迎えると言われています。

医療機関の受診がオンライン診療といった変革が始まっています。さらに医療の分野にもAIは普及してきていて、これまでに蓄積された医療関連のデータを基に早期発見と適切な治療を提案できるという事実。『大勢の患者さんを診たデータの積算値』と『治療内容、投薬、検査値、経過』の統計をAIが行い、診断治療するということです。

震災等で建設物等壊滅的な状態になった後は、益々個人のデータ化をするシステム構築は進むので、今後加速するかもしれません。

目次

鍼灸の歴史と経験や環境

鍼灸治療は、バックボーンとして4000年の歴史があります。現代の医学ではない時代に、コツコツと繋げてきた歴史と経験と実験と戦争の中で開拓されてきました。

確かに大勢の患者さんを診ることは施術者はAIでいうところの膨大な蓄積データを得ていきます。それがとても貴重な経験になります。大勢の患者さんをみていなくても、系統を絞ってみている人や治療院もあります。ので、専門的に大勢みることで経験として磨かれることも同様です。

大勢の患者さんを教科書的な統計から診ることもあるでしょう。AIは学習能力があるといいますから、この域を脱するとすれば、先ほどのシンギュラリティ年でしょうか。今現在の環境ではまだ、全人的な見方はできないのではと思っています。大学病院の検査や実験のイメージです。それくらいしか想像つかず、私の想像はAIに追いついていないのかもしれません。

私は、経験から同じ病態の人に同じ治療を行っても効果の差が表れる理由を知っているので、人を治療することは統計学ではないことは分かります。

古典鍼灸からの学びと、環境汚染や現代文明の発展や流行(はやり)病、薬害などを融合して捉えていかなければなりません。

東洋医学は感じとる医学です。患者さんの身体を触って状態を感じ、患者さんが発する気を感じて施術方針を決めます。

その人を診る

「あなたみたいな敏感な人の治療はしていないから他の治療院に行け」と言われてしまい、どこに行ったら良いか彷徨った結果、当院にかかられる方は少なくありません。ご本人にはとても悲しいことだったことでしょう。ただ、そういう他院の選択がわからないわけではありません。患者さんに合わせる治療スタンスではないということです。敏感な人の施術は苦手なのでしょうね。(体に入れる刺激は足していくことは出来ても、引くことはできないので、刺激過多になり、患者体に負担となります)

経験を積んでいくと患者さんの声、雰囲気、匂い、など触覚に頼らずわかることが増えるのは事実です。一人一人、身体反応は違います。同じ人でも、先週と今週では違って当然ですし、心の状態が体の状態を決めていますから、非日常的なことが発生して何かしらの心理変化があればこれまた変ってきます。

その患者さん一人として診るというとおわかりになるでしょうか。これが全人的治療なのです。

これからの時代、AIが活躍する傍らでAIでは越えられない人間にしかできないことも必ずクローズアップされると信じています。

なぜならば肉体を持つ『人』だから。

患者さんはデータの中の一人ではなく目の前のその人なのです。

施術する方からみるとお一人お一人全く異なる『人』で、人それぞれ良いところも頑固なところ等癖や傾向が違います。治るスピードも違えば、悪くなり方も違うし、治りたくない人さえいます。ただし、施術効果が出て、良くなるメリットと、治療の効果が落ちる事柄については、どの方にもご説明差し上げています。
選んで頂くのもあなたです。

それくらい人は、完璧さよりも様々な特徴があることが、尊いものなのです。

なぜなら人は、尊いのだから。

にのみや院長

 これは、以前私自身が会社員時代に体を壊したとき、鍼灸という施術で自分の体と向き合おうと選択して、患者としてかかっていた際に「この先生は私を私として見てくれているんだな」と感じ取った患者としての経験から帰納的に得たものです。その先生に長くお世話になったのでした。
そして、私の癖や傾向をもその先生と施術をとおして学んだのでした。そういった気づきがあると体と心は車の左右の両輪のようです。なので、全く同じではなく別物なのです。

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