免疫力アップの鍼灸方針
「免疫力」を高める鍼灸で「未病治」に
自律神経のバランス調整
ホルモンバランス調整
いずれも全身の氣の流れを整えて、隅々まで氣を巡らせて免疫力を高めるという方針で行っています。
様々な症状に対しての対症療法や局所治療ではありません。
全身の氣を整えて免疫力を高めることは、治癒を助けるだけでなく、
これから体調や環境の変化に備える力を養います。
東洋医学ではこれを「未病治」といいます。
にのみや鍼灸室では未病治を目指した施術に重きを置いています。
全身の氣の流れを調えるポイント
東洋医学では全身の氣が巡るのにかかる時間があります。その時間鍼を刺して置いていきます。
鍼を刺して時間を置くことを「置鍼」といい、『ツボの配穴(組合せ)』を検討して置いています。
そして、『鍼の手技』を加えて補ったり、省いたり、暖かさを導いたりする鍼をしています。
そのまま置鍼中にゆったりと気が巡ることで副交感神経が優位になる条件の一つです。
女性の体の免疫を高める「まどろみ」
女性の体は繊細です。そこに季節や社会環境・精神的ストレスが加わると自律神経のバランス調整が自力で働きにくくなるのです。
鍼と同時にお灸を使うことで、より自律神経の副交感神経を働くまどろむ感覚になります。そのまどろみが体内の内臓機能が働きを導きます。
また、女性は月のリズムを司るホルモンの変化で肉体面、感情を一定に保ちにくくなり、
生理前にイライラしたり、更年期で眠りが浅くなる、焦りが強くなるなど様々な心理的変化を及ぼします。
頭や首、顔を整えることで脳脊髄液の循環やゆったりすると呼吸が深くなり、
深く眠れたりと相乗効果で落ち着きがでます。
おひとりおひとりのお身体の状態に合わせたオーダーメイド
鍼灸と手技オーダーメイドを組み合わせ
お身体の状態に合わせ必要な手技をオーダーメイドで組み合わせます。
行う手技は痛くないものです。整体や頭、首、脚長差を調整します。
おひとりおひとりの状態に適したオプションが含まれます。
鍼灸を使わずにお体を整えることもあります。
*マッサージではありませんので、強い刺激を好まれる方には物足りないでしょう。
バランスを整えて未病治へ
体のゆがみは長年の姿勢の癖から起こります。姿勢の癖は、筋肉に力が入りにくいために起こることがあります。
痛みのせいで以前できていた動きができなくなった(やりにくくなった)など、痛みを取るだけでなく動きや姿勢の改善を目指し、神経筋無痛療法を組み合わせます。
神経筋無痛療法は内臓へのアプローチとしても有効です。
女性のバイオリズムにあわせた治療法
- 年齢
- 季節
- 体質
- 生理周期(ホルモン周期)
上記に合わせて治療を組み立てています。特に女性周期に関する症状(生理痛や排卵・月経前症候群(PMS)など)には
生理2週間前と生理後では異なる手技やツボを使う必要があります。
また、更年期のホルモンバランス失調によって、多岐にわたる症状が現れると考えられています。ほとんどは女性ホルモンの減少と位置付けられて「ホルモン補充療法」が治療の定番になっているようです。
その副作用でも不快感を生じるケースは多くあります。
東洋医学では本来、気は一定のリズムで滞りなく流れていて、この気が足りなくなったり、多くなったり、リズムが止まったり、体のある部位で滞ったり、偏ることで病が生じると考えます。
この「気」が衝脈・任脈で失調したり、胞宮で気(血)(リンパなど体液)を留めておけなくなることで病症が現れると考えます。
また、「腎気」の変化の過程やその方の体質等を絡めて、補ったり、省いたりしながら「気(血)(リンパなど体液)」が滞りなく流れるように改善していきます。
この機能改善で自然治癒力や免疫力をアップさせることにもなります。