土用に食べる量を減らすなどで消化の働きに力を使うことを減らし胃腸を労わると、
その分の力で次の季節にカラダが順応しやすくなります。
だから、できるだけ土用の時期は平素より食べることに気をつけたいものです。
しかし、
胃腸の調子が狂うのでいつもよい食べ過ぎたり、
飲みすぎたりしてしまうのが土用。
胃腸の調子を見だしたまま過ごすとどうなるのかお伝えします。
”食べ過ぎ””飲みすぎ”たりで”胃のもたれ”そのまま放っておくとどうなるか
そのまま過ごすと水分代謝機能の低下につながってしまいます。
土用の場合、
進んでいくと身体に痰飲(体の中の余分な水分がたまってできる痰)が粘性になります。
そして、粘っこいのですぐに除くことができずに次第に熱を持っていきます。
これを湿熱といいます。
過食、
辛いもの、
甘いもの、
脂っこいもの、
肉のとりすぎ、
お酒の飲みすぎなど美食、
を続けると湿熱を招きやすくなります。
湿熱の症状
病理産物の一つです。
余分なものなので溜めないことがなによりですが、溜まってしまった場合の主な症状をあげます。
・胃が痛む
・口内炎になりやすい
・身体や頭が重だるい
・口臭や体臭が強め、口が苦い
・顔が油っぽくなる
・便がすっきりと出ない。流しても便器に便の跡がついている
・むくみやすい、太ってくる
・舌の色は赤く黄色の苔が多くてネバネバしている
・生理の量が多く鮮血、生理前に灼熱感
・黄色のネバネバしたおりものが多い
まとめ
土用は次の季節に体を慣らしていく期間なので、うまく付き合うことで一年中快適に過ごせるチャンスなのです。
が、迂闊に過ごしてしまうとこのように症状が変わっていってしまうのです。
このことを病の伝変(やまいのでんぺん)と言います。
次にどういう症状になるかが予測されるわけです。
*病の伝変は、季節や体質、既往歴や現病歴など鑑みます。
人によってイライラと湿熱が結びついてしまうと戻りにくくなるだけではなく、
また次の症状に派生していきます。
(様々なパターンがあります)
肩こり、腰痛といった痛みにつながることケースも少なくありません。
これから初夏梅雨へと移ります。春の土用からご準備ください。
