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防衛反応が弱まる時期や弱い人、働いているかわかりにくいケースも

東洋医学での防衛反応についの続きです。

風邪をひいたかな?というときに役立つ対処法を前の記事に載せています。まだお読みでない方はどうぞお読みくださいね。
風邪ひいたかな?体の防衛反応は働いているか?

http://ninohari.com/2020/03/29/chach-a-cold/

防衛反応=衛気について

衛気は一種の比較的なめらかな、またすばやい水穀(飲食物)の化した気で、経脈に入ることは出来なくて経脈外を循行しています。
特定の路線をめぐるのです。
皮部を充たし、腠理(そうり)を肥やし、開闔(かいごう)を司る。発汗の調節をします。わかりやすく解釈すると体表張り巡らせたバリアのイメージです。皮膚や鼻・気管支などの粘膜細胞強化して免疫力を整え、外敵(外邪)に反応する「気」で体表を守るように全身を回っています。

ここでは、衛気不足の症状、不足する要因、その他の衛気の働きについて解説してまいります。

 

弱くなりやすい時期は?

外の気温が下がるとき、冷たい風が吹くときなどは一般的に風邪をひきやすいと認識されています。それに加えて湿度が下がる=乾燥する時期の注意が必要です。

乾燥することによって、肌の潤いがなくなり、硬くなったり、白い粉ふいてパラパラはがれてくることはありませんか。この状態ではバリヤ機能が正常に働かないため不都合をおこします。

 

衛気が強ければ外邪は入ってきません。

 

衛気が弱いと外邪がそこから入り込んできます。

 

意外に多い衛気不足の症状

衛気が不足している状態を「衛気虚」と言い、外的刺激の影響を受けやすくなります。

具体的には、

  • 風邪をひきやすい
  • 疲れやすい
  • 呼吸器系の異常
  • 多汗
  • 季節の変わり目や気温変化に体調を崩しやすいなどの症状が表れます。

 

衛気不足の要因

不規則な生活や睡眠不足、過労、食生活の乱れ、運動不足、生活環境、加齢、薄着などがあげられます。この中には、生活習慣や日々の心構え、意識の仕方で対処できるものが含まれますね。

ただし、上記に当てはまらない懸念事項があります。

  • 胃腸の働きが弱い
  • 病後で体力が落ちている
  • 高齢の方などは、食物から栄養を吸収して体に巡らす力が落ちてしまい、衛気を作り出せなくなっていますので注意が必要です。

また、花粉症などアレルギー疾患がある場合、粘膜の反応が通常と異なります。

 

衛気が弱い皮部の例え

病邪の人体への侵襲は、必ず皮部からはじまるといい、
皮部は経絡が外邪を防ぐ障壁であると言えます。

施術時に体の観察をしていると、
ある一部分に産毛が濃く生えていることがあります。
人によって部位は様々ですが皮毛の毛を意識するとこれは衛気がその部分を守れないために産毛で覆っている現れと診ています。
(肌に赤い斑点などあることも)

*だいたいこういう背中の人は、いつも肩背中(肩甲骨の間位)が凝っています。とおっしゃいます。

特に日頃から首から肩、背中が凝り固まってしまっていると気がうっ滞していて、衛気も十分に働けていません。常に冷えていることもあるので、ゾクゾクした感じがなく気づかないうちに外邪が入り込んでしまいます。

 

「このタイプの人に注意してもらいたいこと」があります。つづく。

 

衛気にはほかの働きもあります

衛気は一日一夜に体を50周巡ると考えられています。
昼間は陽を25周、夜間は陰を25周めぐる割合です。
*当室では鍼を刺して置いておく時間をここから算定して採用しています。

 

日が暮れて衛気が陰をめぐると睡眠に入ると考えられています。

陰に入れないと常に陽に留まるので、陰陽の偏盛が生じるとともに、陰の気が虚して安眠できなくなると考えるのです。

現代人の不眠の傾向のひとつといえます。
それぞれの体の状態を見極めたうえで、衛気による場合施術で調整していきます。

 

衛気は目に見えないのでイメージしにくいですが、いろいろな働きがあり奥が深いのです。

そして、東洋医学は「気」の医学と言われ、その他たくさん種類の「気」がありますが、どれも生活習慣に根付いて不足(虚)します。

まだ不足していなくても「夜更かし」「食生活の乱れ」など意識して見直しながら健康維持を心がけていきましょう。

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